頭痛に悩まされる方は多く、薬を飲んでも症状が軽減されないことがあります。そんな時には、鍼灸治療が有効です。鍼灸は、体内の気や血液の流れを整えることで、自然治癒力を高める効果があります。特に頭痛には、首や肩、背中の筋肉の緊張が原因となることが多いため、鍼灸はその緊張をほぐし、症状を緩和することが期待できます。
具体的には、頭痛を引き起こす筋肉の緊張をほぐす手技や、鍼による局所的な刺激により、症状の改善が見られることが報告されています。また、定期的な施術により、頭痛の再発予防にも効果的であることが研究から示されています。 さらに、薬物療法による治療に比べて、副作用などのリスクも少ないとされています。
しかし、鍼灸治療には効果があるにも関わらず、健康保険の適用外となっている場合が多いため、費用が負担となることもあります。それでも、頭痛に悩む方にとっては、薬に頼り続けるよりも鍼灸治療を試してみることをおすすめします。
後頭下筋群刺鍼
大小の頭頂直筋、上下頭斜筋に刺鍼します。後頭部頭痛、頚部のコリ、脳血流の改善に効果があります。また、刺鍼の方向を変えると飛蚊症の治療になります。
頚部刺鍼
前頚部は前中後斜角筋、後頚部は頭部、頚部の板状筋、半棘筋、多裂筋に刺鍼し、頚部の緊張を取ります。頭痛、首こり、交通事故後のムチウチ後遺症に効果が期待できます。
方先生の気の循環法
頭部、手足の重要なツボに刺鍼し、全身の気の巡りの改善を目指します。
方先生は私が鍼灸専門学校で講義を受けた中国出身の大先生です。
